「通風に効く!」健康食品を販売した社長が逮捕
薬事法違反による健康食品の販売者がまた逮捕されています。
一時期減っていたようですが、ここ最近は増加して、
ほぼ毎週のように誰かが逮捕されている気がしますね。
これは、行政サイドが厳しく取締り始めた、ということなのかも
知れませんが。
今回の事例では、「皇葉プレミアム」という商品を販売するにあたり、
「尿酸値を下げて痛風の悩みを解消する」などと広告でうたい、
結果として、薬事法違反で逮捕されています。
しかし、この「皇葉プレミアム」で検索すると、血糖値の上昇を抑える
サプリメントとしても販売していることがわかります。
(以下リンク参照。いつ削除されるか分かりませんが)
http://www.plewhobrdglu.com/supplement/koyopremium.html
ここまでいくと、完全な確信犯でしょう。
今回のようなニュースを見ていると、ほんとうに健康食品というものは
悪用しやすい性質を持つな、ということです。
健康食品・サプリメントの本来のターゲットは、健康維持や、
疾病予防を考えている人達となります。
しかし、既に病気を患っている人は、痛みを伴っている分緊急性が高く、
健康に対する感度が高いため、普通の人達よりも、健康に良いと
うたっているものを買いたくなってしまいます。
その健康に対する欲望があるからこそ、悪徳な健康食品を売る業者が後を絶たず、
結果的に、健康食品の業界がグレーな色に染まったように見えてしまいます。
逆に言えば、それだけ健康食品・サプリメントというものは、ダークサイドへ
落ちてしまいがちな商品形態だと感じています。
もちろん、その分、行政の監視体制は厳しく、他の業界に比べても逮捕者が
出る割合は極めて高いわけですが。
ただ、実際にサプリメントを毎日飲んでいる立場からすると、
身体に良い影響を与えてくれているという気持ちも
もちろんあります。
結局のところ、サプリメントそのものが悪なのではなく、
その商品に付随する情報の見せ方と伝わり方によって、
色を変えるということでしょう。
それは、マーケティングが行き過ぎると、詐欺的なニュアンスを
含むことと同じ事です。
今回のようなニュースを聞く度、サプリメントという商品が、
詐欺的な方向へ行きやすい性質なんだ、ということを
再認識させられますね。
今日はこの辺で。
ではまた。