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弊社関連のメタアナリシス論文が受理・公開されました。

弊社が携わった日本食に関するメタアナリシス論文が海外雑誌(Nutrients)で受理

5月10日に海外論文雑誌の「Nutrients」において、弊社2名が著者として携わった日本型食事(日本食)と循環器系疾患に関するメタアナリシス論文が公開されました。

論文タイトルは以下の通りです。

「Japanese-Style Diet and Cardiovascular Disease Mortality: A Systematic Review and Meta-Analysis of Prospective Cohort Studies」

(Nutrients 2022, 14(10), 2008)

論文掲載ページはこちら(Nutrients:外部サイトへ移動します)

https://www.mdpi.com/2072-6643/14/10/2008

上記論文には、弊社代表の渡邉が第二著者(セカンドオーサー)として論文検索およびスクリーニング、メタアナリシスおよび執筆作業等に携わっております。

論文の概要としては、日本人の成人男女において、日本食または日本食に特徴的な食品(野菜、果物、魚、大豆など)の摂取が増えることで、循環器系疾患による死亡リスク低下がみられるか、メタアナリシス(定量分析)にて確認した内容となります。

その結果、58報の前向きコホート研究に関する論文が抽出され、「循環器系疾患死亡リスク」「脳血管疾患死亡リスク」「心疾患死亡リスク」において日本食の摂取が多い群が、日本食の摂取が少ない群と比較して、有意に死亡リスク低下を示すことが確認されました。

さらに、日本食に特徴的な食品として、野菜、果物、魚、緑茶の摂取量が多いと死亡リスクが低下することが示されています。

古くから日本食は健康に良い、と言われていますが、今回の定量分析の結果から、日本食と循環器系疾患の死亡率に関する良好な結果が得られたことは、日本の食文化が健康長寿に寄与していることの一助になるのではと考えます。

弊社としては、引き続き、適切なエビデンスの構築にお役に立てるよう業務に努めてまいります。

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