健康食品の新しい機能性表示は”裏トクホ”?
現在、消費者庁を中心に進んでいる「新たな機能性表示制度」に
おける検討案が”厳しい”という意見が出ているようですね。
コチラのニュースを参照ください:通販新聞(2014年2月20日)
http://www.tsuhanshinbun.com/archive/2014/02/post-1772.html
でも、今までの行政の対応と、アメリカのダイエタリーサプリメント
制度の内容を考えたら、別に厳しい、というほどでもないかな、
と思います。
正直、「安倍首相が健康食品の機能性表示を解禁する。」という言葉に
踊らされていてはいけないワケです。
今まで、健康食品に対する広告や、安全性被害などの問題点を
懸念されている中、「何でも言って大丈夫ですよ」と
いう制度が、いきなり成立する訳がありません。
消費者庁は、あくまで消費者の立場から判断しますので。
でも、今までトクホと同じような根拠を持っていても、
何もうたえなかった製品にとっては、チャンスですよね。
トクホの申請と違い、審査がないんですから。
客観的に考えれば、今後どのような制度が制定されるかは
ある程度予想されます。
事業者としては、その制度を最大限に使えるように準備する
必要がありますが、あくまで楽観的じゃなく、一番厳しい
制度を想定して準備することが大事です。
これから、健康食品の業界の淘汰は激しくなる時代になります。
変化に対応出来ない場合には、置いていかれるといっても
よいでしょう。
逆に言えば、これからの対応次第では、一気に上昇出来る
可能性を秘めている、ということでもあります。
どちらにせよ、我々は制度に振り回されるのではなく、
自分たちの利益、さらには消費者への利益を高める
ことが何よりも大事です。
ぜひ、今後の制度改正に向けて、きちんと対応出来るように
準備をしていきましょう。
今日はこの辺で。
では、また。