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栄養機能食品に3成分追加へ。パブコメ募集が開始

消費者庁は、栄養機能食品について、対象成分の拡大を含め検討してきましたが、その内容を踏まえた食品摂取基準(案)が作成され、パブコメ募集が開始されています。

詳しい内容はコチラを参照ください。
http://www.caa.go.jp/foods/index18.html

(しかし、消費者庁のサイト構成は、いつもながら非常にわかりにくいですね(汗))

 

さて、今回の改訂については、昨年に閣議決定された規制改革実施計画に含まれており、『栄養表示基準や食事摂取基準との整合を図るとともに、海外の事例も参考に、栄養機能を表示出来る対象成分を拡大する』と決められたとおりに検討が進められており、今年度中に結論・措置となっています。

今回の栄養機能食品の変更点については以下の図のとおりです。

栄養機能食品に関する変更点

【消費者庁:栄養機能食品に係る現行制度からの主な変更点】

今回新たに追加されている成分が
・n-3系脂肪酸
・ビタミンK
・カリウム

の3つですね。

それぞれの機能性で表示出来る内容は
・n-3系脂肪酸
→n-3系脂肪酸は、皮膚の健康維持を助ける栄養素です

・ビタミンK
→ビタミンKは正常な血液凝固能を維持する栄養素です

・カリウム
→カリウムは、正常な血圧を維持するのに必要な栄養素です

となっています。

なお、カリウムについては、過剰摂取のリスクを考えて、錠剤、カプセル等の食品は対象外となっていますので、実質上、健康食品としてカリウムを栄養機能食品とすることは出来ないでしょう。

来年度に導入される機能性表示食品では、栄養機能食品は対象外となっていますので、上記3つを使うことは出来ませんが、n-3系脂肪酸の一つである、EPAやDHA、α-リノレン酸については使用することが可能であることを、消費者庁は発表しています。

逆に言えば、DHAやEPAについては、これまで通り栄養機能食品ではなく、普通の健康食品扱いとなっている、ということでもあると思いますが。


今回のパブコメ募集は11月15日までとなっており、パブコメ募集が終わり次第、案がまとめられて、来年4月施行に向けて、準備が進められていく、といった形になるでしょう。

現在、消費者庁は様々な制度を同時並行的に作成・改正しており、非常にめまぐるしく展開していますが、制度改正の流れについては、タイムリーに把握しておかなければいけませんね。

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