来年4月から施行。「健康な食事」マークに関する報告書を厚生省が公表
厚生省のHPで、来年4月より施行予定である「健康な食事」マークに関する報告書が公表されています。
詳細な報告書については、コチラ
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000059931.html
以前に取り上げた記事はコチラ
http://yakujihou-marketing.co.jp/news-curation/141008-1/
今回の報告書では、日本人の健康と食事について、様々な統計データが載っており、参考になる情報は多いですね。
今回の健康マークとは関係ありませんが、以下のデータなどは興味深いものです。
【高齢期の健康に関して不安に思うこと】
【厚生省:日本人の長寿を支える「健康な食事」のとらえ方と構成している要因例 より抜粋】
このデータでは、高齢者になる際に、どのような不安を抱えているか、ということで、体力の衰えや癌への罹患、認知症、介護などが上位に挙っています。
生活習慣病などよりも、生活により深く関係しているものに関心があり、誰かの世話にならず、自立して生きていける健康を維持出来るのか、というところに焦点があたっているように思います。
今回の健康マークは、生活習慣病の予防を目的としているものですが、今後はロコモティブシンドロームなど、高齢の悩みを解消するビジネスが、より大きな市場となってくるでしょうね。
また、今回の健康な食事マークについては、主食、主菜、副菜の3つのカテゴリに分けられており、菓子・嗜好飲料(アルコール含む)については該当しないもの、とされています。
使い方としては、お弁当や惣菜にマークをつけて、誰にでもわかりやすく、バランス良い食事が摂れるようにする、といった形にあります。
使い方の基準については、別途ガイドラインが出る予定とのことですが、どれくらいの事業者がこのマークを積極的に使ってくるか、というところはまだ見えないですね。
ただ、許可制ではないため、基準をクリアしている製品については、マークを付けることによって、消費者にアピール出来る可能性もあるので、価値はあるでしょう。特に、コンビニやスーパーのお弁当には、このマークを付けたものが増えてくるでしょう。
あとは、消費者に健康マークの啓蒙がどれだけ出来るのか、ということと、マークを付けることでどれだけ売上UPにつながるか、というところに注目ですね。
何にせよ、国として健康促進に取り組む流れは良いことですので、食品会社などは、この流れに乗り、健康に良い食事というものを、商品とリンクさせてアピール出来ることが望ましいですね。
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