消費者団体が、機能性表示食品に対して意見書を提出
9月26日まで意見募集していた機能性表示食品制度のパブリックコメントに関して、全国消費者団体連絡会が意見書を提出しています。
詳しい内容については、以下リンク先を参照
http://www.shodanren.gr.jp/database/294.htm
全般的な内容としては、今回の制度に対して反対する、という意見で、現在の「いわゆる健康食品」に対する規制が曖昧なまま新制度を導入することが消費者にとって望ましいとは言えない、という指摘をしています。
消費者団体からの提案としては、機能性表示食品について施行された後の見直し時期を規定し、消費者の利益になる表示制度であるかを検証しつつ、他の規定を併用させて、健康食品に関わる制度全体の見直しを進めることを希望する、とあります。
その他、事故情報の報告を義務付けるなど、安全性に関わる制度の充実を図るような要望も出ています。
今後、どのように運営していくか、というのは消費者庁にとっても重要な論点であって、慎重に対応しなければならない部分でもあります。
今後、Q&Aおよびガイドラインが出る際に、この辺りについてもフォローされるかと思いますが、制度の基本的原則(ハード面)だけでなく、どのように運用していくか、というソフト面についても、消費者は注目しています。
制度開始後に何か問題が起きて、消費者から不信感を抱かれてしまうと、事業者、行政そして消費者の全ての立場において望まない結果となってしまいます。
事業者側としても、行政が打ち出すルールに則り、業界全体で新しい制度を育てていくことが、最終的には一番の利益につながっていくはずです。
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