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「お口の健康」から考える会員制度の使いかたとは?

歯磨き粉の通販会社「お口の健康社」が、10月から、顧客を対象とした会員制を始めるようです。

詳しいニュースはコチラ
http://www.bci.co.jp/ryutsu/deliverry/2014/1620.html

年間費は1500円で、会員には,以下の特典が付きます。
・特別価格での商品販売や定期コースが割引になる
・毎年発行する会員証が3枚たまると、定期コースを割引価格で利用できる
・専用の相談窓口を設ける
・歯科医師による相談会やセミナーに招待(年10回開催予定)
・会報誌を隔月で届ける


会員制度を設けること自体は良いことですが、大事な考え方としては、会員に入らない理由がないんじゃないか、と思える特典を付けることが大事です。

それは、年会費に見合った分の割引をすればいい、といった問題ではありません。

会員になったら、そこでしか知ることが出来ない情報を手に入れることが出来る、会員しか受けることが出来ないサービスを受けることが出来る、などの付加価値を付けることです。


例えば、歯に関するものであれば、どれだけ歯が綺麗になったか、会員の方は毎月1回無料(もしくは安価で)チェックを受けることが出来る、といった付随サービスを付けるのもありでしょう。もしくは、お悩み相談室のような掲示板(スマホのアプリも含め)を作って、そこに参加出来るサービスも在ありかと思います。

歯を磨いていて、困ったことや、口臭が気になった場合にすぐ対応出来る応急措置、など、色々な人の悩みが見れるようになれば、自分に参考になる情報を得ることも出来るでしょう。

歯だけでなく、歯磨きに興味を持っているは、対人関係にも気を配っている人(気を使ってしまう人)が多いので、恋愛などの人間関係の悩みなどもありじゃないでしょうか。

 

販売している商品の割引をメイン特典にしてしまうと、より安くて良さそうな商品が出てくれば、そちらに乗り換えする顧客が増えることになります。

顧客ロイヤリティを上げるためには、商品の価格ではなく、付加価値を付けるほうが効果的ですし、会員しか受けられないサービスなどが一緒についていれば、別に商品が安くならなかったとしても、結果としてリピート率の上昇につながり、顧客満足度も上がります。

ただ値段を下げる、という考えから方向性を変更しないと、利益率も下がってしまい、長期間に渡って売上UPへとつながっていきません。


商品自体を購入するだけでは得られない情報やサービス、というものが、これからの時代には必須になってきます。それも、多くのコンテンツが無料で手に入る現状を考えると、質が高くしていく必要があります。

この付加価値の提供に、自社の強みである独自資源を使っていくことが、他社との差別化につながっていきます。どのような付加価値を(出来れば、他社が真似出来ないような)提供出来るのか、という視点で販売戦略を練っていくことも大事なことですね。

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