世界のサプリ市場が1000億ドルを突破!
最近の調査ですが、世界のサプリメント市場が
1000億ドルを突破したようですね。
日本円にすると、10兆円程度でしょうか。
現在、日本の健康食品市場としては、1兆5000億円強ですので、
世界全体の1割以上を占めているということですね。
サプリメントと同じような傾向を持つ市場として、
医薬品市場があります。
市場規模としては
世界:9500億ドル
日本:1100億ドル
健康食品の市場としては、医薬品市場の10%程度に相当する
といった形ですね。
世界/日本の比率もかなり似ていますね。
ここから、医薬品と健康食品が、非常に似たような
性質を持っていることがわかります。
このようなデータを見ると、日本の健康食品産業も、
医薬品メーカーのような業界再編の動きに広がっていく
のかも知れないな、と感じます。
話は少し変わりますが、日本の医療費を抑制するためには、
健康食品などの健康予防産業が拡大していくことが、
国のプランとしても考えられています。
これは、機能性を持つ農林水産物・食品開発プロジェクトに
国が、多額の費用を投資していることからもわかります。
日本は技術革新の分野では、世界でもトップクラスですし、
健康予防というテーマを国策として、海外にまで
発展させていくことが望ましい訳です。
ただし、日本は、世界市場に向けて自国製品を
売り出していくことがそれほど得意ではありません。
医薬品メーカーも、世界のメーカーには遅れをとっている
ことは否めません。
これからの日本のサプリメント産業が、どのような形で発展し、
世界市場にまで手を伸ばしていけるのか。
これは、大きな意味でのマーケティング戦略も重要に
なってくると思いますね。
ただ、良いサプリメントがあるだけでは、世界の市場にまで
拡大していくことが出来ないことは明確なので。
医薬品と比較しても、より世界にアピール出来る業界にまで
成長していけるのか、これからが楽しみなところです。
今日はこの辺で。
ではまた。