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トピックス機能性表示食品

健康食品の新しい機能性表示の方向性は?

 

昨日、サプリメントの機能性表示のための

「第3回食品の新たな機能性表示制度に関する検討会」が

開催され、早くも会議資料が出ていますね。

 

資料は、以下のサイトから確認できます。
http://www.caa.go.jp/foods/index19.html

関連ニュースも出ていますね。
http://ib-kenko.jp/2014/02/gmp_5_0226_dm1248_01.html

 

 

私も傍聴に申し込んだのですが、募集に気付くのが遅かったので、

参加に漏れてしまったんですが(苦笑)

 

今回の焦点としては、生産・製造品質の管理方法について

話し合われています。

 

今回の検討案としては、まず以下のような案が出ています。

第3回食品の新たな機能性表示制度に関する検討会資料①

 

関与成分量の分析を行うことについては、前回の検討会で食経験の

調査が含まれていたことを考えると、まあ当然のことなので、

特に問題はないかな、と思います。

 

分析だけでしたら、費用も高くないですし。

 

 

また、広く開示する情報としては、以下のような項目が

挙げられています。 

第3回食品の新たな機能性表示制度に関する検討会資料② 

 

今回の焦点に、アメリカのダイエタリーサプリメント制度と同じように、

GMP管理を必須とするのか、という疑問がありましたが

どうやら当面は実施しないようです。

 

これも想定内でしょう。

 

 

もともとGMP管理については、アメリカの制度をそのまま踏襲は

踏襲出来ないだろう、という予想だったので、それほど

難しい状況にはなっていませんね。

  

 

今回は、特に驚くべき事項はないようです。

 

 

しかし検討案を見ると、施設や作業員の衛生管理体制を広く公開する、

となっていますが、現時点のトクホでも公開していないものを、

広く開示する理由がよくわかりませんね。

 

 

消費者にとっても、このような情報は付加価値であっても、

必須情報ではないと思いますけどね。

 

 

そもそも、GMP自体を消費者は知らないですから。

 

 

特に、製造管理の行程などは、工場にとって、企業秘密の部分でもあるので、

簡単に公開することは難しいんじゃないかな、と思います。

 

 

むしろ、こういう情報は、他の企業との差別化を図るための情報として

わかりやすく公開するべきでしょうね。

 

 

最終案の段階でどの程度決めてくるかわかりませんが、曖昧過ぎると、

企業任せの部分が多過ぎ、どのように対応すれば良いか、

わかりずらくなる可能性があります。

 

 

 

しかし、消費者庁も大変です。

 

 

今までの対応に加えて、この制度の検討を進めて、来年には実施ですからね。

 

 

どこまで管理出来るのか、というところもありますね。

 

 

今後、アメリカのFDAのように人数の増員も

あり得るでしょうね。

 

兎にも角にも、毎月新しい検討案を提示しなければ

ならないので、消費者庁にとっても、ハードな日程が

続きそうです。

 

 

次回は、有効性に関する検討案が出る可能性が

あるので、楽しみにしたいところです。

 

 

今日はこの辺で。

ではまた。

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