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ロコモ対策によって、新たな市場の創出へ

最近、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)という概念が徐々に浸透し始めています。

ロコモに関するニュースはコチラ
http://www.this.ne.jp/news/detail.php?nid=496

 

ロコモティブシンドローム(通称:ロコモ)とは、運動器の障害によって介護が必要になるリスクが高い状態を表す新しい概念で、高齢社会に伴って、治療が必要な運動器障害が増加したりと、近年問題視されています。

ロコモ予防のためには、加齢による筋力減少(サルコペニア)を防ぐことが大事で、介護が必要になった主な理由のうち、運動障害と栄養障害が約50%を占めると言われています。逆に言えば、これらは運動ケアと栄養ケアで予防可能となるため、健康寿命を延ばすためには、運動習慣と食習慣の改善が重要視されています。

 

最近の臨床データとして、75歳以上のサルコペニアの女性を対象にロイシンを多く含む必須アミノ酸の摂取や運動と、筋肉の量や歩行速度の関係を調べたところ、必須アミノ酸を摂取することで、サルコペニア対策の効果が認められています。

筋肉の量や力を高めるためには、まず運動療法が効果的ですが、歩行困難な高齢者にはロイシンを多めに含んだ必須アミノ酸サプリメントの服用がサルコペニア予防に効果的であるとして、栄養療法も注目されています。

ロコモは40代から兆候が見られるため、20~30代からの対策が重要と言われています。

ロコモと同じようなかたちで、メタボリックシンドロームの市場は治療、予防を含めると7兆円規模の市場を持つとされており、予防・診断だけでも1兆円を超えると言われています。

 

ロコモにおいても、今後メタボと同様に市場が形成されていくと考えると、健康食品やトレーニングジムなど、多くのロコモ関連マーケットが創出されていくでしょう。

まだロコモ自体の認知度は低いですが、QOLに関わることでもあることを踏まえると、徐々に浸透していき、市場も拡大していくでしょう。

先ほどのアミノ酸含有食品などは、機能性表示食品として、エビデンスをきちんと示すことが出来れば、「筋力を健康的に維持するサポートに」といった表示も可能になると思われるので、この辺りとの相性も良いように思いますね。


今後はロコモ市場自体の競争も激しくなってくると思われるので、早めに良いポジションを獲得しておく、というのが、理想的な流れですね。

 

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