健康食品に関連する法律とは?
こんにちは。
さて、今回は、タイトルにあるとおり、
健康食品と関連する法律について
まとめていきたいと思います。
健康食品に関する法律は幾つもありますので、
全体像として掴んでおくことも大事です。
では早速ですが、健康食品と関連する法律とは
どのようなものか、まとめた表がコチラです。
(参照先: 健康食品行政の課題と法整備 )
これらの法律を簡単に見ていきますと、
広告表示に関して、効果効能の規制があるものは、
・薬事法
・景品表示法
・健康増進法
の3つです。
続いて、食品衛生法については、食品の衛生上の危害の回避、
JAS法については、品質上の問題を回避することを目的
とした表示適正化のための規制です。
これらの法律ですが、全て同じ省庁で
取り締まっているわけではありません。
これらのうち、
薬事法と食品衛生法:厚生労働省
JAS法:農林水産省
健康増進法、景品表示法:消費者庁
上記の省庁がそれぞれ管轄となっています。
ただし、地方公共団体には、消費者への健康被害を防ぐため、
内閣総理大臣に通知する義務が定められており、
さらに勧告・命令などの権限も与えられています。
都道府県では消費生活センターを
設置し、専門的な知識・経験のある者が、
苦情処理、 情報の収集・提供等を行うことが
定められています。
しかし、地方自治体によっても、取り組み方が
異なっているため、都道府県によって、
健康食品に対する取締り状況は
同じではありません。
また現在、規制緩和の一環として取り組んでいる
健康食品の機能性表示の検討は消費者庁が
指揮しています。
消費者庁は、トクホを規制する健康増進法についても、
管轄となっており、現在の行政としては、
消費者庁がメインで健康食品を取締まっていると
いっていいでしょう。
今後は、各種の法規制についても、取り上げていきます。
今日はこの辺で。
ではまた。