通販売上高、10月度の健康食品は前年比-7.3%
日本通信販売協会(JADMA)が発表した、10月度の通信販売売上高として、全体売上は前年同月比1.0%増でしたが、健康食品に関して-7.3%という結果になっています。
詳細なデータはコチラ
http://www.jadma.org/data/index.html
4月以降の健康食品の売上高が、前年比を下回ることが多かったので、消費税増税に伴う一時的なものかと思われていましたが、全体の売上が増えているにも関わらず、健康食品の売上が減っているということで、増税が原因とは言えない状況となっています。
例えば、化粧品は3.7%増であり、化粧品の売上高は増税後も好調をキープしています。
他にも文房具や食品などの売上は増加しています。
一方で、通信教育や衣料品がマイナスとなっていることを考えると、必需品ではなく、余剰品もしくは投資的要素を持つ商品群が売上を落としているようです。
健康食品の使用用途としても、今の健康維持も含まれますが、どちらかというと、将来の健康をキープするために使っている人もいるので、そのような直ぐに結果が現れない、言わば必須品以外への出費が抑えられる傾向にある、と言えるでしょう。これは、傾向としては不景気に見られる兆候と似通っています。
経済動向としては、株価も1万7千円を越え、強い円安傾向となっていますが、消費者心理として財布の紐を緩めるところまではいっていないようです。
総選挙も終わり、消費税10%への増税も延期され、新しい安倍政権が始まることで、ここからアベノミクスによって、景気に良い方向へ向かうのか。
すぐには結果が現れないと思いますが、引き続き、市場の動きや景況感はウォッチしていかないといけませんね。
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