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マーケティング

ソーシャルメディア時代のマーケティングとは?

こんにちは。

 

今回もマーケティングについて話します。

 

”マーケティングの父”コトラーが、これからの時代は

価値中心の時代になる、と言っています。

 

これは、マーケティングの在り方が変わりつつある

ということです。

 

それは何か、というと、時代とともに

消費の流れが変わっていて、

製品中心→消費者中心→価値中心に

徐々に変化してるということです。

 

一つ一つ解説していきましょう。

 

まず始めに製品中心の時代には、

良い製品が出れば、その製品を買っていました。

 

それは、消費者にとって選ぶ事が出来るほどに

良い商品がなかったからです。

 

これを図式化すれば、消費者<生産者でした。

 

しかし、それが変化して、ものが溢れたため、

需給バランスが変わり、消費者が多くの商品から

選ぶように変わりました。

 

消費者中心の時代です。

 

図式としては、こうなります。

生産者<消費者

 

そして、今後はさらにこの流れがかわって、

生産者は消費者と同じ目線に立ち、

人類全体としてより大きな目標を達成しましょう

いうことになる、ということです。

 

 

これは、消費者にとって良いというものであると同時に、

良い社会にしていく、この魅力感が付加価値と

して加わる、というイメージです。

 

例えば、ハイブリットカーを売る時には、

燃費が上がって消費者にとってお得であるとともに、

さらには地球環境にとっても良い、というビジョンを

打ち出すことが出来ます。

 

 

この商品が持つ価値にビジョンという未来が付加価値として

上乗せされるんです。

 

 

そして、それをマーケティング的に、

売る仕組みに乗せるとしたら、

「お客さんが買うのは、キレイな未来です」

というキャッチコピーにもなります。

 

 

ここで、注意すべき焦点は、お客さんの共感を得ること。

感情に訴えることです。

 

ただ、ハイブリッド車を燃費がこれだけ良いですよ、

という機能性だけで売るのは限界があります。

 

それは、機能性を追求した日本のメーカーが

陥ってしまった落とし穴でもあります。

 

もう、消費者は、機能性のある商品を持っています。

 

 

 

なぜそれを我々は売っているのか、

それはキレイな地球と豊かな生活を

両立させたいからだ、と訴えることです。

 

 

ただ良さだけで売るのではなく、地球規模の目で見ても、

これから必要ではないですか?と感情に訴えかけるわけです。

 

 

これこそが、消費者=生産者という目線なのです。

 

もちろんビジョンがいくら優れてても、

何の効果もない健康食品は売れないし、

肌に良くない化粧品だって買ってくれないわけです(苦笑)

 

ここを勘違いしてはいけません。

 

 

明確なビジョンを持ち、商品はそのビジョンを

達成する一つのツールである。

 

そのような位置づけにまで落とし込めれば、

その商品ごとの魅力もUPするわけです。

それが、ブランド力にも直結します。

 

 

そして、もう一つ大事なことは、同じような商品があったとしたら、

消費者が買う基準は、商品の評判です。

 

だから、ランキングサイトや口コミサイトを見て、

サプリメントや化粧品を買う訳です。

他の人のオススメがどれだけあるか、ということです。

 

その会社の広告ではなく、信頼のある人が勧めてるものは、

誰もが欲しがります。

 

そういう人たちを巻き込むことも、同じく価値主導の

マーケティング方法でもあります。

 

買う側も売る側に回るほどに、その商品をオススメ

出来るようにする方法として、ビジョンの共有化が

あるわけですね。

 

 

これは、ソーシャルメディア時代のマーケティング

手法でもあります。

 

多くの人達が口コミしたくなる商品は、ただ機能性が

あるだけでなく、その会社自体に好感を持てる方が

口コミしやすいのは、当たり前の話でもあります。

 

商品の機能が一緒であれば、マーケティング方法で

優位性を持つしかありません。

 

そして、その方法として、買う側も売る側も全ての人たちが

巻き込まれるような共有するビジョンがあるととても強い、

ということです。

 

 

もちろん、ビジョンの明確化は簡単に出来ることではありません。

 

ただし、新規の顧客だけでなく、リピータやファンを

創出するためにも非常に重要なことなんです。

 

ぜひ、頭の片隅には置いておいてくださいね。

 

 

今日はこのへんで。

ではまた。

 

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