人がモノを買う方程式は?
こんにちは。
今回は、人がモノを買う時の仕組みについてお話します、
まず、簡単な質問です。
あなたは、”誰でも健康になれるサプリメント”があるとしたら
買いたいでしょうか?
多分、要らない、という人はいないと思います。
では、「その価格が100万円です」と言われたらどうでしょうか?
高いと思うでしょうか?
安いと思うでしょうか?
この回答は、人それぞれということになるでしょう。
なぜなら、健康に対する価値が重要な人にとっては安いと感じるし、
100万円もかけないと健康になれないんだったら要らない、
という人にとっては高過ぎる、と言うワケです。
要するに、価格なんて人によって感じ方が変わるということです。
そして、その理由は、人によって価値の感じ方が違うから、
ということになります。
そう考えると、いくら自分がものすごい価値があると
思っているものがあっても、誰でも買う訳ではない、
ということに気付きます。
100万円で健康を買おうとするのは、100万円以上の価値が健康にある
と感じている人だけ、ということになります。
数式的にいうと、私たちがモノやサービスを買おうと感じるのは、
価格≦価値となった時です。
ここで何が言いたいか、というと、有形無形に関わらず、
ビジネスにおける価格の付け方に答えなんてない、
ということです。
健康を手に入れたいんだったら、その健康を手に入れるために
お金を幾らでも払おうとする人もいれば、
全くお金を払わない人だっています。
そう考えると、私たちは、モノを売る時には、
顧客が価値を高く感じてもらえるような商品を売り、
価値を感じてもらえるような見せ方をする必要がある、
ということです。
これからの時代は、無形ビジネス、いわゆるコンテンツビジネスを
やる人も多くなるでしょう。
コンテンツビジネスは、見えない物にお金を払うという仕組み上、
物体的価値はゼロですから、情報として、その価値を出来る限り
見えやすくしてあげることがとても重要です。
よく、自分が売りたいものは売れない、と言われてますが
それは顧客によって、その商品の価格<価値と認識されているからです。
要するに、売れるか売れないか、に売る側の意思は関係ないと
いうことです。
商品を売る時の考え方としては、売る相手側=顧客にとっての
価値を最大化していくベクトルから考えてみる、
ということが非常に大事です。
極端な言い方をすれば、何円でも買います、という価格<<<価値
という状況にもっていけることが、最高のビジネスモデルという
ことになります。
ぜひ、商品開発やマーケティング戦略を考えるときには
このような考え方を参考にしてみてくださいね。
今日はこの辺で。
ではまた。