送りつけ詐欺の被害、減少方向へ
昨年、多くの被害が報告された、
サプリメントの送りつけ詐欺。
これは、買ってもいない健康食品を勝手に消費者に送りつけ、
商品の代金を払わせる、というものなんですが、今年に入り
詐欺の件数が一気に減少方向へ向かっているようです。
http://ib-kenko.jp/2014/02/post_838_0219_dm1223_01.html
そもそも、このような被害が急増した背景には、サプリメントを
購入する率が高い高齢者の心理の死角につけ込んだ手口が
あるワケです。
実際にサプリメントを買っている老人の個人データを使用して送っていた
ということで、ダイレクトレスポンスマーケティングを悪用するような
手法を使っているな、と感じます。
ただ、詐欺の手法が公開され、詐欺罪で次々と逮捕者が出たことが、
今年に入ってからの詐欺の抑止力となったようです。
行政による取締りの強化で、詐欺の件数が減るのであれば、薬事法などに
抵触した広告を是正するための行政の措置案も見えてきますね。
しかし、一つの詐欺が消えていくと、次の詐欺の手法が作られていく、
このようないたちごっこが続く事自体、とても悲しいですね。
また、このような詐欺が増えることは、サプリメントが怪しいものと
誤認識を与えることにもつながるので、サプリメント業界に
とっても大きな被害です。
ぜひ、行政による厳しい取締り、さらには消費者への教育も拡大する
などの対策をとり、被害がまた広がらないことが望まれます。