健康食品・化粧品などのベンチャー事業へ補助金交付
中小企業庁が実施している、ベンチャー企業への補助金の交付先が
決まったようですね。
今回決まったのは、平成２４年度分の第３回目の交付先です。
この補助金は
「地域の需要や雇用を支える事業や、海外市場の獲得を念頭とした事業を行う
若者などに対して、 その創業経費の一部を補助して、新たな需要や雇用の創出を図り、
国の経済を活性化させること」が目的とされています。
補助金の交付は最大で２００万円なので、大きなビジネス展開には
持っていきづらいところですが、ビジネスを始める段階にあたっては、
大きい金額といっていいでしょう。
今回の採択数としては、地域需要創造型のプロジェクトが１７９５件、
海外需要獲得型が１９７件という結果となっています。
特に、今回の海外需要獲得の事業テーマを見てみると、数として多いのは
やはりIT系の事業ですが、健康食品・化粧品に関する事業も結構見られますね。
バイオ化粧品の海外販売や、高品質サプリメントの海外向けネット販売、
アンチエイジング化粧品のASEANへの販売開拓などなど。
他にも、医療や介護系のビジネスモデルも見受けられますね。
もちろん、海外へのビジネス展開は容易いものではないですが、このような形で
国の支援を受けながら、海外進出への道が開拓されていくのは望ましいことですね。
海外からの旅行者の中には、日本のドラッグストアでMade In Japanの
医薬品やら健康食品やらを大量に買っていく人も結構いますからね。
この需要を考えると、海外進出を捉えるのは、ありありだと思います。
ただ、日本で土台がなくて、いきなり海外にいくのは難しいのかな、とも思います。
展開先が、海外を機軸とするのと日本を機軸とするのでは、
必要な事業規模がかなり変わってきますからね。
まあ、海外展開できちんと成功出来る企業であれば、かなりのポテンシャルを
秘めてるので、新しいビジネスモデルのパイオニア的な存在になれると
思いますが。
日本が目指す付加価値産業の発展と、そこにあるべき輸出を考えると、
医薬品だけでなく、健康食品や化粧品を海外展開していくことは、
理にかなっていることだと思います。
ぜひ、このような事業のなかから、海外への健康食品・化粧品ビジネスが
次々と発展していって欲しいですね。
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今日はこの辺で。
ではまた。