ケンコーコム、楽天マート橘田氏が社長就任で楽天主導体制へ
薬のネット販売大手のケンコーコムは、創業者である後藤社長が退任した後の後任として、楽天マートの橘田社長が就任すると発表しています。
詳しいニュースはコチラを参照
http://www.bci.co.jp/netkeizai/people/2014/784.html
ケンコーコムは、２０１２年に楽天の子会社化して以降も、後藤社長が続投していましたが、今年の８月に辞任を発表しています。さらに今回の人事では、楽天の副社長と執行役員を社外取締役として派遣するということで、ケンコーコムは楽天グループとしての経営に一本化して軌道を合わせることになりますね。
後藤社長のインタビューで、EC市場の変化の早さについて語っていますが、ECの医薬品分野においては、２０１３年にAmazon、ヤフーとアスクルが提携したLOHACOが揃って参入しています。
このような強力な競合との戦いを余儀なくされ、ケンコーコムと楽天とのタッグをより強固にする必要があり、楽天グループ主導での経営にシフトチェンジすることで、競争力を上げようという流れですね。
もちろん、創業者辞任という状況から一転して楽天主導になった後も、厳しくシビアな競争が続くことは間違いなく、予断を許す状況ではないでしょうが、今後、経営陣と組織全体が上手くかみ合い、相乗効果が生まれていくのか、というところに注目ですね。
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