エナジードリンクのターゲットは、より女性向けへ
エナジードリンクの市場が、今大きく膨らんでいることを以前の記事で書きましたが、
ここに来て、次々と新商品の発売が相次いでいます。
（エナジードリンクの市場についての記事はコチラ）
→http://yakujihou-marketing.co.jp/marketing-energydrink/
今週に入って販売されたのが、以下の2つの新商品です。
・Joma(エーザイ)
・アサイーチャージ（カルピス）
大手医薬品メーカーからも新商品が販売されるということで、この市場への
関心の高さ、各メーカーの意気込みが見えてきますね。
新商品の最大の特徴は、女子向けの商品にして来た、ということでしょう。
もともとエナジードリンク自体が栄養ドリンクに比べ、女性にも
アプローチしやすい商品特性を持っています。
今回の新商品では、今までのエナジードリンクに比べ、さらに明確に
女子をターゲットにしてきた、という感じですね。
カフェインの量は多くせず、素材として流行のアサイーを使用したり、
カロリー数を抑えめにしたり、より女性のニーズに合わせた形になっています。
両方の商品とも、パッケージデザインから、CMに至るまで、
女性ウケを意識したような作りになってますね。
エーザイの場合には、既にチョコラBBという女性向けの商品があるから、
女性向けの商品設計はやりやすい、というところもあるでしょう。
これは、今までエネジードリンクを飲んでいなかった２０代～３０代女子も
新しく巻き込んでいく、そんな流れを感じます。
現在、エナジードリンクの市場は３６０億円にまで伸びてきていますが、
その内訳としては、レッドブルの一人勝ちとなっています。
（市場シェアが７０％以上）
今回発売された商品は、今までにレッドブルを飲んでいた人達とは別に、
少し的をずらした形で新規開拓を図り、新たな市場でシェアを獲得する、
レッドブルに対して、正面からぶつかっていくというよりは、
次の市場開拓に向けて仕掛け始めた、という感じですね。
何にせよ、エナジードリンク市場の動きは活発で良いですね。
もちろん、この中でも、多くの商品は淘汰されていくでしょうが、
まだ市場全体が伸びていく感覚がありますね、
今年から来年にかけては、もう少し市場が伸びて５００億円までは
届くかも知れませんね。
今後、レッドブルの独壇場に対して、どこまで他商品が健闘できるのか、
やはり一人勝ちのままなのか、その動向も楽しみです。
今日はこの辺で。
ではまた。
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