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ドラッグストアの健康食品市場シェアは変わる?

 

3月14日~16日に幕張メッセでドラッグストアショーが開催され、
3日間で13万人を超える人が来場したようです。

 

私は行けませんでしたが、これは、同じく先週行われた健康博覧会よりも、
3倍以上の人が詰めかけているんですね。

 

この背景としては、日本チェーンドラッグストア協会の主催であり、さらには
厚生労働省や経済産業省の後援もあり、やはり業界の規模感と統一感が
違いますね。

 

今度の機能性表示制度の導入により、ドラッグストアにおける健康食品の
販売についても、やはり注目されているようです。

 

この協会では、健康食品を「クラスA」、「クラスB」、「クラスC」の3分類にわけ、
これらの市場規模を全て足すと1兆9000億円体とあると算出しています。

 

そのうち、通販がほとんどで、ドラッグストアの市場は、ドラッグストアは
2,500億円前後なので、市場シェアは低いのが現状です。
 

 

しかし、米国における健康食品の市場が、1994年のダイエタリーサプリメント
導入
により急激に成長したことなどから、日本でも機能性表示により、
市場規模が拡大すると予測しているとのことです。

 

今後は、今の3倍以上の7兆円を超える市場になり、輸出の可能性も
約2兆円まで増加し、さらに健康食品の機能性が店頭POPなどでも
表示可能になることから、
店頭での健康食品市場は大幅に拡大すると
予測しているようです。

 

さらに、ドラッグストアにおける市場としては、専門家・健康食品アドバイザーの
配置や
健康食品の品ぞろえの充実などにより、2兆円規模のマーケットが
もたらされると分析しています。

 

大事なことは、正にここなんですよね。この部分がしっかりとしていなければ、
健康食品を
通販で買う流れが、ドラッグストアに流れてくることはないのかな、
と思います。

 

薬のことを聞いたら薬剤師が答えられるように、健康食品に関して薬剤師やアドバイザーが
いれば、安心して消費者が買うことが出来るので、その点において通販との
差別化を
図ることが出来ます。

 

僕は、日本の制度をアメリカのように見た目だけ変えても、そう簡単に
アメリカと同じように市場が拡大するとは思っていません。 

 

結局のところ、各業界を上げた取り組みが、不可欠ということです。
もちろん、各企業の取り組みも大事ですが、それだけでは片手落ちです。

 

健康食品に関する知識ということは、栄養学も絡んでくるので、その辺りまで
網羅的に相談出来る窓口が出来れば、そこにセルフメディケーションのための
サプリメントという新しい形が出来るでしょう。

 

また、今のドラッグストアの広告表示が、どのように機能性表示によって変わるか、
ということも非常に大事ですね。

 

新しい制度が導入されたときに、どれだけ法規制が適切に守られるか、
その辺りも単純ではありません。

 

トクホや栄養機能食品のように国が定めた基準ではないので、企業責任のもと、
どのような広告をうたっていくのか。

 

もちろん、ドラッグストアとしては、どれだけのエビデンスを持っているか、
安全性は大丈夫か、その一つ一つを確認することだって難しいので、初めは様子を見つつ、
どのように広告表現出来るかを行政の動向に従って、徐々にすすめていくしかないしょう。

 

 今回の制度導入も重要ですが、その後のドラッグストア業界の対応がうまくはまれば
健康食品の市場シェアを大幅に増やしていくことも可能でしょう。

 

市場を変えるには、そこに新しい需要が生まれる、ということが必要です。

 

今ある市場シェアを変動させるほどに業界全体としてどれだけの動きが出来るのか、
この動向は今後も注目ですね。

 

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今日はこの辺で。
ではまた。 

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