2013年サプリ支出が前年比2%増に
2013年の各世帯のサプリメントへの支出が昨年に比べて2%増となり、
ここ10年で2番目に高い水準まで上がったようです。
世帯辺りの平均支出は毎月1190円。
この数字は、ここ10年で大きく変化しているものでもないので、
全体としては横ばい状態と言う感じですね。
年代別としては、やはり高齢者の割合が大きく、70歳以上の支出が
30歳未満の8倍以上とのこと。
支出額は、キレイに年齢順に高くなっていっていますが、
年代によってかなりの違いが出てますね。
そう考えると、健康食品のターゲットは高齢者への考慮が外せない、
という裏返しでもあります。
ただ、現在の横ばい状態を考えると、今後は、高齢者へのアプローチだけでなく、
若年層へのアプローチも欠かせなくなってきますね。
栄養素の不足は、若いうちからサプリメントで補填出来る部分は
補っていく方がよいと思いますし。
また、これから継続して、サプリメント全体の売り上げを上げるためには、
もっと業界全体として地位を確立していかないとダメですね。
そこには商品の質の向上や、スポーツ時などの摂取機会の増加などの
マーケティング戦略も必要です。
単純に健康への寄与だけでなく、日々の活動を向上させるように
使用してもらっていくことが大事です。
もちろん、来年以降の機能性表示の制度開始も、業界全体を
牽引する要因になっていくでしょう。
まだ安全性の問題など、乗り越えるべき問題も多いワケですが、
ポテンシャルはかなり持っているはずですので。
それでは、今日はこの辺で。
ではまた。